対人賠償保険,保険金

対人賠償保険で支払われる保険金

対人賠償保険は、自動車の所有、使用または管理中に、他人の生命または身体を害した場合、被保険者が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して、保険金が支払われます。

1.損害賠償責任の額

損害賠償責任の額が自賠責保険(自賠責共済)によって支払われる金額(自賠責保険等の契約が締結されていない場合は自賠責保険等によって支払われる金額に相当する金額)を超過する場合に限り、その超過額が支払われます。

損害賠償責任の額とは、被害者の被った総損害額から原則として被害者の過失分を控除した「法律上の損害賠償責任額」のことをいいます。

2.保険契約者または被保険者が支出した以下の費用が支払われます。

(1)損害防止軽減のために必要または有益であった費用

(2)他人に損害賠償の請求をすることができる場合には、その権利の保全または講師に必要な手続きに要した費用

(3)後日、損害賠償責任のないことが判明した場合において、すでに支出した損害防止軽減費用のうち、緊急措置のために要した費用

(4)折衝または示談のために保険会社の同意を得て支出した費用

(5)被保険者が保険会社の書面による同意を得て支出した訴訟費用、弁護士報酬、仲裁、若いまたは調停に要した費用(争訟費用)

SAP、PAP、BAPとも保険金額の枠外で支払われますが、BAPの場合、損害賠償責任額−自賠責保険金が保険金額をこえるときは、以下の計算により比例按分した金額が支払われます。

争訟費用x保険金額/(損害賠償責任額−自賠責保険金)

なお、SAP、PAPの場合には、判決による遅延損害金も保険金額の枠外で費用として支払われます。

3.臨時費用

以下の場合、支出した資料がなくとも臨時費用(被保険者が臨時に必要とする)として保険金額の枠外で被保険者に支払われます。

(1)被害者が死亡の場合:10万円

(2)被害者が20日以上入院の場合:2万円

4.保険金の算出方法

対人賠償保険は自賠責保険の上乗せ保険です。

従って、以下の算式により、自賠責保険金でてん補される分を差し引いて、保険金が支払われます。

ただし、一回の事故で被害者一名につき保険金額を限度とします。

支払保険金=損害賠償責任の額+費用−自賠責保険金


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